煤け四六

傑作ロボ、発進!

表現の異なる初心者狩り

初心者や始めたばかりで自分よりセオリーなどを知らないことがある程度ハッキリしている人に対して、そのぶんハンデを作る的な対応をするとかは特に気にならないのだけど、そういう相手に対してだけ親切風な先人が「初心者ちゃん」的な呼び方や口調まで変えて年齢的に相手を子供扱いするようなのが私はとても苦手だ。赤ちゃんに赤ちゃん言葉を使うような……。

そもそも後から始めただけという前提で相手になぜそこまで子供向けのように話しかけるのかがわからないのもあるけど、相手を子供扱いしたいとか、相手と自分の立ち位置の違いを口調で明るみにして落差を強くつけることで自分の自信や優位性を維持したいとか、なんらかの欲望が垣間見えるようで気持ちが悪いと感じる(実際にはそうではないことも多いと思う)

そういう人を、ハンターハンターに登場するトンパのようなものと例えるのを見て、わりと成程と感じたりもした。

自分より同等かそれ以上にはあまり興味がない人なんだろうなと思う。

ただやっぱり、子供ではない人に対して相手がそれを望んでいるとか、挑発したいとかでもないのに子供扱いするようなのは私はとても気持ちが悪い。

FF14 でも、基本、若葉(ビギナーマーク)のついた人に親切な人は野良にも多いのだけど、その空気もあって過剰に「若葉ちゃん」的言動な人を目の当たりにしやすくもあり、距離を置いている。

 

この私の感覚は推しに対してもすごく発揮されてしまい、要はファンをのたまう人が推しを子供扱いしたり、自分の思い通りにならない点に『仕方のない子』のような角度で捉えるみたいなのがメチャクチャに苦手だ。そう語るこの人は完璧超人なんだろうか?

推しだってひとりの個人であり一般的に最善ではない選択をしたように見えようとも、その時は本人なりの妥当さや確信や思想を抱いており、それに上からあーだこーだ言って彼の良さがどう評価するというものではない。描かれたままを、そのように感じた推しに共感などがあり推したいので推しなのではないのか。

不本意でも己がヒールを演じる覚悟を決めてる人であったり、またはアウトローであることを飲んだわけでもなく、どちらかといえば自分自身は良識があるほうだと捉えている人が、よく見れば『自分より愚かなのが好い』と容易く表現してしまっているのがこんなにカジュアルなら私は恐ろしいなと思う。