煤け四六

傑作ロボ、発進!

数重ねれば割とあること

ファンの二次創作作品に対して、面白かったので私が何回か感想や反応を送っていた相手が、気づいたら拗らせている。

当時はそれに喜んだり盛り上がったりやる気になって次回作をどんどこ放出してたのに、たまたま私が忙しくてなかなか新作を見て感想を送ったりができなかったり、前回は私の嗜好にたまたまストライクゾーンだったけど今回はそうではないので後から見ようとか思って時が過ぎると、相手がメチャ自意識を拗らせている。

それまで何度か感想を送ったことがあったし、私以外の人からも反応や感想が沢山あったのに、そういったことがまるで何もなかったかのような恨み辛みを書いてを不特定多数に公開するようになる。

  • 「自分の作品は必要ない」
  • 「みんな本当はつまらないと思っているんだろうな」

とか。

正直、見ていなかった間にめちゃくちゃ拗らせてしまうので、ハンドルを明かしているとはいえ、私生活に関わりのない半匿名レベルの立場から感想を何回か送っただけという関係では大したことを推し測れない。 推し測る必要もないんだけど(考えたところで邪推だしなー)

送った感想文自体が実際はその人から煙たがられていたとかなら、どこがどうなのか確認して頭下げたり離れたりも出来るけど、特に何もない数か月とかを経て突然当て付けのように拗らせ文を書き出すのは、私や他の感想を送っていた人たちは、その人の中でその間どのような存在に膨れ上がったり粗末に扱われたりしていたのだろうか。謝りようがないというより、今まで送った感想とか反応とかを何もなかったように喧伝して悪く言うような状態の人に近づきたくない……しかしそうなる仕組みには単純に興味がある……ツッコみたくはないので興味があるだけですが。

こっから邪推

全てのケースで共通するのは、何かとても『自分の手掛けているものと被る自分より優れた存在』に関して意識が過剰っぽい人々だったなあってこと。

  • 「自分より上手く出来る人がいるなら自分のやってることは何になるのか」
  • 「上手い人を見るとしにたくなる」
  • 「自分が苦労してやっていることを簡単にやっている人がいると腹が立つ」

というような台詞が、同じ奴が言ってるのか?ってくらいに必ず出てくる。逆に個性が失われて見分けがつかない。別に新たな発見だから書き出したわけじゃなくて、なんか、人間のなんかのメンタルのテンプレとかだよなこれ?

私にしたら、趣味で自分より上手くやる人がいるからやらない、ってことに一体何の意味があるのか逆にわからん。誰かと一緒に合作をしていて得意な所を分担するとかならまだしも、私にとって、趣味は自分がやりたいからするもので、誰かに求められてやるものではないし、実際私は他の作品を見てそうは思わない。もちろん、そう思う人は他にもいるだろうし、例えば私が作ったものに対して誰かがそう思うのも止めないけど。アッでも、誰かに求められるのが趣味!というのだったら大変だろうな……。

私が上手い人に任せたいものは、趣味ではなく生存戦略とか仕事とかなので、これが仕事の話とか商業プロを目指した一次創作だったなら、セールスポイントがぶつかると厳しい世界もあるだろねーとは思うんだけど、趣味でそれを聞くとなると、何らかの業務のための営業用の趣味なんだろうか……という変な方向に頭が行ってしまう。

集団競技とかではなく、ある程度一人でも組み立てることの出来る趣味で、突然他人と比べた上手い下手を語られたら、私は『趣味を騙って、自分より必ずわずかに劣る人間だと思って人付き合いしたいという自意識生存のためのツールが今までの作品群なんですね?』と思う。……まあこんなのはマジで想像するだけ無駄で誰も私も幸せにならん邪推だ。

拗らせるといえば

やまんばぎりくにひろもこの手の「どうせ」を使ってきますが、彼のあれらが私にとって違和感がないのは、己の生存に関わる行為だからです。彼は趣味で刀をやっているわけではないし、ちゃんとこだわる理由も開示してくれるのでコミュニケーションが出来る。超応援してます。

感想送り送られるのって難しいよね

勝手に自意識過剰になって誰かを悪者扱いしないと居られない人には近づきたくないけど、私の目がポンコツって以上に、数打ちゃ当たるの嫌なバージョンってだけで、良いものにワワ~~ッて反応し続ける限り、それも仕方がないのかもしれん。無意識のストレス解消に使われるのはとても嫌だけど!!

趣味に関しては「好きなもんが無くならないようにちゃんと好きなもんには感想送れよ!」とは私はあまり勧められない。一度送ってみてイケそうだなって感じた人には素直に感想が話せるし応援も表立ってしやすいよねってだけだ。 一見わからぬところを拗らせている人は誰がどう働きかけようが最終的に何かの拍子に自分で壊してしまうので、対等に感想をやりとりするというのは不可能で、機械のように反応し続けたりべた褒め共依存するか自分が鈍感になるか逆に支配するか以外どうにもならん。なるようになれ~~~

でも復帰した時に、ちゃんと、当時は酷いこと言ったり書いたりゴメンって距離とったうえで公言してくれる人は理性があってイイヒトだなって思う。私もそうありたい。