煤け四六

傑作ロボ、発進!

布を被れ

特に誰に見られるのが嫌とかではないけれど、趣味について細かく記録をするのが億劫になることがある。振り返りたくないのかもしれないし、記録に使う時間を他のことに割きたいのかもしれない。

例えば今週は色々なゲームをしたけれど、それらについてはその楽しさを誰かとわかちたいという気持ちがないのかもしれない。どちらかというとほぼ同じ目的とメンタルでこれらのゲームを遊べる人とだったら話したいような気はするけど、少なくとも、自分を見て欲しい人に何をしているか見られて材料にされるのが嫌だと思っている。これは現在進行中で誰かからそのようにされているわけではないしそのような人が身近にいてというわけでもない、ただの経験則の思い出しデバフが発動中なだけです。

ゲームとは関係ないが、他人の屈折した自己顕示欲みたいなのが本当に無理になってしまった。私の推しはこじらせた態度から始まりそれだけではない色々な強さを教えてくれた。推しは自分を見て欲しさで私を持ち上げるようなことをしないのでとても好きだし憧れる。どれもフィクションだからこその単なる仕様でしかないが、他人に私のことをあれこれ吹聴もしない。外で他人に自慢するより本人を直接褒めてくれる。他者への評価を、例えばスネ夫くんが自分の親族はすごいなどと言うかのような自分への紐付けを行うタイプではないだろう、なのでより好き。自分の物語がありながら、自分は物語を預り知らない立場であったことを大事にしている。紐付けられた物語を自分の箔付けにすらしなかった、己の立ち位置を変えない受け止め方がとてもカッコいいと思う。

単なる推しの話になってしまった。